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 【WEB版 お城旅行記】 第24号 2003年12月3日発行  (発行部数275部)

 姫路城撮影記3〜化粧櫓編〜
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 皆さん、こんにちは。
 キリです。

 姫路城、まずは通常の観光コース、西の丸に向かいます。
 ここは、徳川家康公の孫娘、千姫が豊臣秀頼滅亡後に、本多忠刻のもとに再婚
 するために嫁ぐ際に、化粧料(10万石ともいわれています)で造営されたそう
 です。

 菱の門から、上り坂を上ると、カの櫓がそびえたっています。
 「カの櫓」
 

 そして、ここ西の丸からは姫路城大小天守閣を一望できる素敵なロケーション
 がございます。
 大天守閣はもちろん、西小天守閣、乾小天守閣が同時に見れるのです。
 その雄大な姿は見るものをうっとりさせることでしょう〜
 
 「西の丸から見た天守閣」
 

 それでは、いよいよワの櫓から渡櫓を通って化粧櫓までの建物群をご紹介して
 いきます。

 まずは、入り口ワの櫓です。
 「ワの櫓」
 

 スリッパに履き替えて、いざ、化粧櫓を目指して出発!
 とその前に、櫓の横面をチェックしましょう!

 「漆喰についているクギの跡」
 

 Q1.さて、このクギは一体何のためのものでしょう?

 1.ヤリや刀をかけておくため
 2.戦時中にお城が空爆されないようにカモフラージュの黒網をかけるため
 3.千姫付の女中たちが雨のときに着るミノをかけておくため

 答えはこのメルマガの最後にて…

 …なんて、じらさないですぐにお答えします。
 答えは2番のようです。
 第二次世界大戦で、姫路市も空爆の被害を受けたそうなのですが、そのときに
 お城が空爆されないように黒い網をかぶせて、分かりにくくしたようです。
 (古写真にもそのときの写真があるようです)

 ちなみにですが、全国のお城で、広島城、名古屋城をはじめ、戦争の被害を受
 け、炎上したお城は結構ございます。

 さて、前置きが長くなってしまいましたが、渡櫓です。
 ここは、ワの櫓からヲの櫓、ルの櫓、ヌの櫓と続き、化粧櫓まで続く一大廊下
 です。
 長局(通称、百間廊下)は千姫お付の侍女たちが住んだ居住地ですが、その長
 さは百間(180m)廊下と言われるくらいの長さです。

 でも、実際には300mもあるそうです。
 ゆっくり歩くと20分くらいかかりそうです。

 「長局」
 

 入り口です。
 石垣の中を通るとそこにはかぐわしい木の香りが。

 「長局の入り口」
 

 ここの窓にご注目。
 通常窓の格子は四角形ですが、ここ長局の格子は八角形です。
 しかも、防火対策として漆喰を塗りこめ、中は鉄を入れています。
 この八角形の理由は、外から弓矢が飛んできても大丈夫にするためだそうです。
 (ちょっとここら辺の記憶があやふやなので、違うかも〜)

 「八角形の格子」
 

 長局の中です。
 非常に長いです。
 まっすぐ続く木で作られた廊下。
 なんだか心が和みます。

 「長局(百間廊下)」
 

 さて、この長局では、ただ廊下を歩くのではなく、侍女たちが住んでいたお部
 屋にも入りましょう!
 そして、窓から天守閣を眺めましょう!
 長局から見る天守閣も素敵です。
 
 「長局から見た天守閣」
 

 それにしてもくもっていてガッカリです(――)

 気を取り直して、長局を歩きます。
 侍女の部屋もいろいろありますが、見るべきポイントは、最初のお部屋にはド
 アなどはないのですが、真ん中くらいに行くと、このようにお部屋通しをつな
 ぐドアがあります。
 
 「長局のドア」
 

 そして、この長局の見るべきポイントの一つは、「敷居の高さ」です。
 歩いていると気づかない可能性がありますが、部屋と部屋の間に段差があるこ
 とにお気づきになると思います。
 この段差は、化粧櫓に近づくごとに高くなっていき、どうやら侍女の地位が上
 がると高くなるようです。
 つまり、ここから先は、地位の低い侍女は近づけない印だったそうです。 

 「長局の敷居」
 

 ここで、もう一度天守閣を、お部屋の窓から眺めましょう!
 真西からの天守閣を見ることができます!

 「長局から見る真西からの天守閣」
 

 いよいよ千姫がいた化粧櫓です。
 年に何回かある特別公開日の日にはこの化粧櫓にも入れますが、いつもは外か
 ら貝合わせをして遊んでいる千姫人形を見るだけです。
 
 「貝合わせをしている千姫」
 

 次回は、姫路城のワナその2をご報告いたします。
 それでは〜

 第4話へ


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