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 【WEB版世界旅行体験記】  第19号 2004年10月10発行 (発行部数200)

 第19話 ローマ〜暴動体験記2〜
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 皆さん、こんにちは。
 キリです。

 涙を催すガスと書いて催涙ガス。
 そのガスを浴びると本当に涙が出るんです!

 なぜ、スタジアムに催涙ガスが流れ込んでくるのか全く分からない状況の中。
 観客はスタジアムから出て行こうとしている。

 しかし、出口からは催涙ガスが流れ込んでくる。
 反対側の観客は直接スタジアムに降りて出口へ向かう。

 そこへ、ローマのトッティが観客に向かって何か話しかけている。
 
 一体何が起きたんだ!

 後で分かった話しですが、伝統あるローマ対ラティオのローマダービー。
 本拠地が同じローマ市のこの2チーム。
 当然、ファンの応援は先鋭化している。

 最近はファン同士の争いが続いていたようで、今日の試合も機動隊が出動して
 いました。

 その物々しい状況の中で、あるデマが流れたのです。
 それは、"警察の車に赤ちゃんが引かれた!"という驚きの内容です。

 誰がそんなデマを流したのか分かりませんが、そのデマを信じた一部のファン
 が「赤子が死んだのに試合をするのか!」と抗議を込めて発炎筒を投げつけた
 ようです。

 それに対して現場は混乱し、審判団も試合を中断し、何度も試合を続行するか
 どうか協議をしていた訳です。

 しかし、私自身が感じたようにスタジアム全体をおおう不穏な雰囲気。
 さらに、大きな爆発音。
 これはスタジアムに入れなかったファンがゴミ箱に爆発物を投げつけたらしい
 です。

 結局、デマを信じたファンの勢いに押された審判団がコミッショナーに電話を
 かけ試合を中止にしたというのが全貌のようです。

 トッティはファンにその事業を説明していたようです。

 さらに、スタジアムの外では驚くべき出来事が起きていたのです!
 
 ガンガンガン!

 ガツンッ!

 なんと、怒れるファンが機動隊に投石しているのです。
 それも小石ではなく、こぶし大の大きさの石の塊です。

 実際にこの目でも飛び交う石を何度も目撃しました。
 さらに、見渡すとその石がぶつかったのでしょうか、仲間に抱えられながら足
 を引きずり歩く機動隊員。

 負けずに透明の楯を構え、数人で横一列の戦陣を組み、暴徒に突進する。
 そこはもう暴動を鎮圧しに向かう軍隊の姿のよう。

 そんな彼らにガンガンガンと容赦なく降り注ぐ石つぶて。
 勢いよく飛んでくる石が楯にぶつかる。

 さらに催涙ガスは辺りに充満している。
 
 暴徒の雄たけびと機動隊員の突撃の掛け声。
 スタジアムの周辺は修羅場と化していました。

 私は催涙ガスをよけながらも、壁で身を守りながらも暴徒と機動隊の攻防を遠
 目から見ていました。

 多くの負傷者を出した機動隊員。
 傷ついた仲間を抱えながら怒りに震えていました。
 一方の暴徒と化した一部のファンは機動隊に迫られ徐々にスタジアムから遠ざ
 かっていく。
 試合が中断してから2時間。

 ようやく辺りに平静が戻りました。
 しかし、この暴動の結果、辺りの交通は大渋滞。
 すでに10時半を過ぎていましたが、このままではホテルに戻れないのでは? 
 と思えるほどバスも動かない。

 今振り返ってもちゃんと試合が見たかった! という思いは強いです。
 …イタリアまで来て、暴動など見たくはなかったのに。

 それでも、催涙ガスを経験したり、暴動を目の前でみたりと、ある意味忘れら
 れないセリアA体験でした。

 翌日の新聞では20名ほどの機動隊員が負傷したとのことです。
 ただ、死者が出なかったのがせめてもの救いだったのでしょうか。
 もちろん、赤ちゃんは死んでいませんでした。

 それにしてもデマは恐ろしいですね。
 結局、ユースホステルには夜12時に到着し、みな寝静まっているなか、こそ
 こそベッドに向かい、ぐっすり眠りました。

 +++++++++++++(編集後記)++++++++++++++++

 皆さん、こんにちは。
 キリです。

 フランス旅行。
 700枚以上撮影した写真を厳選して300枚にまとめ終わりました。
 その中で、特に印象深かった写真を何点かご紹介したいと思います。

 花の都パリの名は伊達ではありませんでした。
 本当に楽しかったです。

 「ノートルダム寺院」
 

 「エッフェル塔と自由の女神」
 

 「エッフェル塔を見上げて」
 

 「凱旋門」
 

 「サクレクール寺院」
 

 「ヴェルサイユ宮殿〜鏡の間〜」
 

 「ルーブル美術館所蔵〜モナリザ〜」
 

 「ルーブル美術館所蔵〜ミロのビーナス〜」
 

 「光り輝くエッフェル塔」
 

 「オルセー美術館とエッフェル塔」
 
 
 このイタリア旅行記が終わったら、詳細をご紹介したいと思います。

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