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 【WEB版 週刊『家紋』】
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 「三つ鱗紋」

 

 【誰の家紋?】

 北条早雲

 【由来】

 鱗の文様は古くからあり、原始的な幾何学模様である。
 三角形の形が鱗に似ていたからこの名称が起こったのでしょう。

 ところで、北条氏の代表紋であるこの鱗は、実は蛇の鱗である。
 その逸話は太平記に記載されている。

 それによると、北条時政が江ノ島に参詣して祈願すると、美女が忽然と現れ、
 やがて大蛇(おろち)に変じ海中に没し、時政が気がつくとあとに大きな鱗が
 3つ残っていたという。

 それ以後、北条氏は家紋を三つ鱗にし、その後執権としてときの権力を担うほ
 どの勢力を得ることができ、結果的に時政の願いがかなったことになります。

 関東支配の野望に燃えた、北条早雲も鎌倉幕府の執権だった北条氏の威光を借
 りるためにそのまま家紋として採用したようです。

 ちなみに小田原北条氏は正三角形ではなく、底辺がやや長い二等辺三角形を使
 用しており、特に「北条鱗」と呼ばれています。

 なお、鱗模様は紋とならび、江戸時代着物にも用いられたが、形が鮮やかで強
 い印象を与えるので鬼女の服装などに利用されました。

 妻をウロコと俗称するのも(?)嫉妬して、ツノを出したりし、鬼女を連想さ
 れるからだそうです。

 <参考文献>
 *家紋大図鑑 秋田書店 監修:樋口清之 著者:丹羽基二
 *家紋逸話辞典 立風書店 丹羽基二 

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