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【週刊『家紋』】 第2号
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「武田菱」

【誰の家紋?】
武田信玄
【由来】
菱の語源ははっきりしないが、植物の実がするどく、とがっている意味だとか、
葉がひしげたカタチからきたとか言われている。
模様としては古くから存在し、正倉院宝物には菱紋の染織物、木工品などがあ
る。
武田氏が菱紋を使うようになった由来は、前九年の役(1050年)のときに、源
頼義、義光親子が住吉神社に夷賊平定の祈願をし、そのとき神託によって拝領
した鎧の袖に割り菱(武田菱)の紋があったからといわれている。
【その他の菱紋】
「三階菱(小笠原氏の家紋)」

【家紋あれこれ2】
武家は、最初源氏の白旗、平家の赤旗というようにただ色分けしただけだった
が、鎌倉時代に入ると、いくさに参加した武家たちがめいめいの色を表す紋を
使用するようになった。
その中で由来が文献上はっきりしている武家は、佐竹家の家紋である。
鎌倉幕府の正式の歴史書「吾妻鏡」の中に書かれているそのエピソードはこう
である。
源頼朝が奥羽征伐の折、常陸まで攻め上ると源氏の白旗が見えた。
聞くと、同じ源氏の佐竹氏だという。
佐竹氏は、武田氏と同じく、頼朝の先祖、八幡太郎義家の弟、新羅三郎義光の
子孫である。
だから、白旗を掲げて駆けつけてきたのだが、源氏の棟梁を自認する頼朝にと
ってはあまりおもしろくない。
なので、佐竹氏を呼び寄せ、扇子に月を描いて渡し、この紋を使うがいいと言
い、佐竹氏は以後、この紋を使うようになったということである。
「扇に月紋(佐竹家の家紋)」

<参考文献>
*家紋大図鑑 秋田書店 監修:樋口清之 著者:丹羽基二
*家紋逸話辞典 立風書店 丹羽基二