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【週刊『家紋』】 第3号
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「菊紋(十六複弁菊)」

【誰の家紋?】
天皇家
【由来】
天皇家のもともとの家紋は「日月(じつげつ)紋」である。
今でも天皇が即位するときには、この日月紋を錦の御旗につける。
錦の御旗に日の丸と三日月の文様をつけるのだ。
しかし、世間一般では皇室の紋といえば、菊の紋が定着している。
その由来は、鎌倉時代までさかのぼる。
承久の乱で有名な後鳥羽上皇が特に菊を愛し、衣服や調度品、懐紙、車、刀剣
等にまでこの紋を使用した。
その後の天皇も菊紋を使用したことによって、今まで菊紋を使用していた者も
遠慮するようになり、菊紋が皇室の紋として定着したようである。
【家紋あれこれ3】
家紋は家を表す紋なわけですから、一家に一個が原則です。
ただ、替え紋と呼ばれる本紋以外の紋も家によっては存在します。
皇室の本紋、日月紋に対して菊紋が替え紋になりますし、伊達家のように10
個以上家紋がある家もあります。
また、織田家の家紋は木瓜紋ですが、皇室から桐紋を下賜されています。
秀吉も桐紋を皇室からもらい、それをさらに部下に上げたりしています。
このように皇室や主人から紋をもらうこともあります。
この場合の紋は自家の権威を高める意味合いがでてきます。
本来の家の紋以外に、どんな紋を使用しているのか調べてみるのもおもしろい
かもしれませんね。
伊達家の家紋は、「雀に竹」ですが、もともとは「竪三つ引き両」です。
これは、ある公家からお嫁さんをもらった際に、その家の紋も譲り受けたから
だといわれています。
お嫁さんだけではなく、公家の紋をもらうことで、さらに自家の権威を高めよ
うと考えたのかもしれませんね。
<参考文献>
*家紋大図鑑 秋田書店 監修:樋口清之 著者:丹羽基二
*家紋逸話辞典 立風書店 丹羽基二