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【WEB版 週刊『家紋』】 第5号
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「織田木瓜(おだもっこう)紋」

【誰の家紋?】
織田信長
【由来】
木瓜紋は日本人に愛された紋で、藤、カタバミ、鷹の羽、桐とともに五大紋の
第二位にランクされている。
均整のとれた模様は、日本人好みで、完成された曲線といってもいい。
しかし、その由来がはっきりしていない。
木瓜(ぼけ)の実のことだという説や、キウリと読んでキュウリの実を割った
ものをデザインしたともいわれているが、どちらもあまり似ていない。
どうやら、神社の御簾(みす)の縁取り(この布地のことを帽額(もこう)と
いう)の文様によく描かれているこの木瓜の模様が、「あの神社の帽額(もこう)
についている文様」という言われたかがいつしか、その文様自体を「モッコウ」
と呼ぶようになり、その音を木瓜の字に当てたのではといわれている。
木瓜の字から、後に、キュウリや木瓜の実ではないかという俗説がうまれたの
であろうと。
「木瓜(もっこう)紋」

ところで、織田家の家紋は、通常4葉である木瓜紋が5葉ある。
織田氏の出地は、朝倉氏のいた越前だが、その際に朝倉氏から木瓜紋をもらっ
たのだろうといわれている。
そして、そのまま4葉ではなく、5葉にアレンジしたのであろう。
【家紋あれこれ5】
家紋のモチーフになった文様は千差万別。
こんなものまでがというものまでもデザインされている。
改めて日本人の美的センスには驚かされる。
簡単に分類すると次のようになる。
1.自然現象(日、月、星、山、雲など)
2.植物(菊、桔梗、桐、笹、梅、藤など、およそ100種類)
3.動物(竜、鳳凰、うさぎ、鶴、カメ、貝類など、およそ36種)
4.用具(神具、仏具、武具、家具、オモチャ、銭など、およそ130種)
5.造営物(五輪塔、垣根、いおり、窓、かんぬきなど、およそ20種)
6.模様(直線、曲線、菱、ウロコ、山形、唐草、亀甲など、およそ30種)
7.文字(一、十、卍など、およそ100種)
8.図符(源氏香図、太極図、井田図など)
以上、約400種類の家紋が日本には存在するが、家制度の崩壊とともに多くの
家紋が失われようとしている。
家がなくなれば、その紋も失われてしまうのだ。
<参考文献>
*家紋大図鑑 秋田書店 監修:樋口清之 著者:丹羽基二
*家紋逸話辞典 立風書店 丹羽基二
【読者の家紋】
ここでは読者の皆さんの家の家紋をご紹介していきます。
・七曜紋(熊谷さんちの家紋)

西洋の星は「★」で表しますが、東洋では「●」で表します。
この星を東洋では「曜」で表します。
水星、木星、土星ではなく、水曜、木曜、土曜と。
月火水木金土日。
熊谷さんちの家紋「七曜」とは七つの星を表し、その星は太陽(日)を中心に
6つの星(月火水木金土)になります。
この七曜紋を使用した家は、平氏良文流の長井氏、和田氏や平氏繁盛流の芹沢
氏、平氏支流の猪股氏などがあります。
また、江戸時代では有名な田沼意次の家紋でもあります。
余談ですが、この田沼意次は私の地元栃木県安蘇郡田沼町が本貫地で、その祖
先の墓がいまでも祀られています。
だけど、その田沼家歴代の墓についていた家紋は梅鉢紋でしたが…
閑話休題。
ということで、熊谷さんは平氏の血を引いているのかもしれませんね。
*このコーナーでは読者の皆さんの家紋をご紹介していきます。
自分の家の紋に興味のある方は、メールをいただければと思います。